
猿岩
黒崎半島の先端にある高さ45mの玄武岩は、「猿岩」と呼ばれています。そっぽを向いた猿に見える造形は人工物かと思えるほどですが、長い時を経て自然にできあがった海蝕崖の一部なのです。壱岐島誕生の神話では、壱岐島は生きているので、流されてしまわないように神様が8本の柱を立てて繋いだとされています。現在、その柱が折れ残って岩となり折柱(おればしら)となっていて、そのうちのひとつがこの猿岩なのです。夕日が美しい絶景スポットでもあり、日本の奇岩百景に選定された壱岐随一の観光名所となっています。駐車場脇にある壱岐市のアンテナショップ「お猿のかご屋」では、壱岐のお土産が購入できます。
Photo by Peter Enyeart
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