
高千穂峡(五ヶ瀬渓谷)
宮崎県の北端に位置する高千穂峡(五ヶ瀬渓谷)は、高さ80mの峡谷が7kmにもおよぶ景勝地で、国の天然記念物にも指定されています。12万年前と9万年前の2回にわたり、阿蘇山の火山活動による溶岩が五箇瀬川に流れ込んで冷え固まり、長年の渓流により侵食されたと言われています。柱状節理でできた断崖「仙人の屏風岩」、日本の滝百選にも指定されている真名井の滝など、雄大かつ神々しい景観が続きます。高千穂一体で悪さをしていた鬼の鬼八が投げたといわれる「鬼八の力石」を始めとした神話自体の伝承も残されています。ちなみにこの力石を飾り付ける重さ20Kgにも及ぶしめ縄は、毎年末の行事として新しく掛けかえられています。
Photo by Shunichi kouroki
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