
松本城
長野県松本市のシンボル・松本城は、1504年頃に信濃守護家小笠原氏により「深志城」として築城されました。戦国時代には、甲斐武田氏、織田氏、上杉氏と城主の変遷がありましたが、徳川時代に元の小笠原家所領に戻り、その際に「松本城」と改名されました。現在日本には天守の残る城は12しかありませんが、松本城はその中でも最古のものと言われています。松本城の特徴は、五重六階の天守を中心として辰巳附櫓・月見櫓を合わせた複合連結式天守であること。実はこの月見櫓、徳川三代将軍家光を迎えるために増築されたものだそうですよ。背景に北アルプスの雄大な山脈を控えた松本城は、白と黒のコントラストが見るものを魅了する美しい城です。
Photo by Kabacchi
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